好きな自転車に乗りながら小遣い稼ぎができるウーバーイーツの配達員というものに以前から興味があったんですが、ついに始めたら初日から洗礼を浴びまくった話をしたいと思います(笑)
ウーバーイーツとは
今更説明不要かもしれませんが、いろいろな飲食店から料理を出前してくれるデリバリーサービスです。マクドナルドのようなチェーン店や個人経営のレストランなどからスマホ1つで出前を頼むことができます。
面白いのが登録すれば基本的に誰でも配達員になれることで、好きなときに好きな時間だけ働くことができるワークシェアリングのプラットフォームとも言われています。登録するのは名前やメールアドレス、顔写真や免許証などのアップロードだけで面接などはありません。そこが問題になったりすることもあるわけですが。
コロナの影響でサポートセンターも閉鎖され、以前はサポートセンターで簡単な説明をうけて専用のバッグをデポジット方式でもらう(買う)システムだったようですが、今はネットで登録、専用バッグはアマゾンで自分で買うシステムになり、完全にネットだけで完結します。詳しい説明もないので、配達員は先輩たちのネットの情報を頼りに仕事を開始することになります。
報道などでウーバーイーツ配達員による料理の投げ捨てや信号無視、当て逃げなど、悪いイメージを持っている人もいるかと思いますが、上記のシステムなので一定の割合で問題が起こるのはある意味仕方ないというか、ウーバーからすれば想定内ということでしょうね。
ただ私自身たまにウーバーを利用する立場からすると、料理も普通に持ってきてくれますし、とくにトラブルになったこともないです。まあ大部分はまともな配達員だと思いますが、どうしても報道やネットに流れるのは問題のあるときだけですからね。
配達員に登録する
上にも書いたとおり、配達員になるにはネットで登録して必要な写真を撮って送信するだけです。アカウントは料理を頼むときに使ったアカウントと共通になります。配達員の登録をしてから3日で配達員としてのアカウントが有効になりました。
ここで失敗したなと思うのは、名前を漢字で登録してしまったことですね。メールアドレスや携帯電話番号はネットで変更できますが、名前は変更できません。サポートに問い合わせてくださいというメッセージが出るんですが、その連絡先がいくら調べても出てきません(笑)ネットでググると色々出てきますが、絶対ここっていう確証が持てません。合理的な会社で問い合わせを極端に減らしたいという意志が透けて見えます。
なんで漢字での登録が嫌かというと、配達員の名前や顔写真は注文者やレストラン側にも表示されるわけですね。あまり本名をもろに出すより、ローマ字で出たほうがなんとなく許せるというか。まあそれだけなんですが。あと名前の漢字が少し昭和ぽくてダサいんです(笑)あくまで名前は本名じゃないといけないようなので、偽名とかニックネームはだめなようです。まあそこは面接もなくやってるわけですから、お互いの信頼のためにも当然ですけどね。
後日名前を変更できました。
アマゾンで専用バッグを購入する
配達員は従業員ではなく、あくまで業務委託という雇用形態です。バッグは指定されているわけではなく何でも良いんですが、専用のバッグが推奨されていてアマゾンで4000円(今現在5000円に値上げされました)で買うことができます。このバッグが一時品薄になることもあるようで、配達員も増加傾向にあるんでしょうね。
今販売されているロゴ入りの
第4世代と言われるバッグを買ったんですが、最新版だけによくできています。これから始める人は間違いなくこのバッグを買ったほうがいいでしょうね。アマゾンの転売にも注意してください。正規の価格で買えるのはこのページのリンクからです。
現在は
ウーバーイーツ公式ショップでの販売になりました。(2022年現在)Amazonは高額の転売品しかありませんので注意してください。
アマゾンの箱から開封。最初はコンパクトにできます。見た目は少し大き目のリュック。家を出るときも恥ずかしくないですね(笑)
裏メッシュに極太ストラップで体への負担も少ないです。
天板、底版、側面板をセットすると「あの」バッグが完成。通称「ウバッグ」です。
側面の小さいロゴはともかく、背面の大きいロゴは主張が強いですね。先程も言ったようにバッグは何でもよく、わざわざ世間に「私はウーバーです」と宣伝して回る必要もないので最初は何かで隠そうかと思ってたんですが、やってるうちにもういいかと思うようになりました。飲食店もお客さんもその方が安心感もあるでしょうしね。
この前見かけたロードバイクの配達員はカラフルな布で飾り付けてうまく隠してました。独自にカスタマイズするのもまたいいと思いますね。あくまで業務委託ですから。
中はアルミの保温性とマジックテープで使い勝手が考慮されている。仕切板で縦にも横にもスペースを分けることができます。ファスナーを開けて、お寿司やピザなどを平置きできるような構造もあります。よくできています。
アウトドアや防災用の保温シートですが、これが使い勝手がよく買ってよかったです。料理の保温にもなるし、隙間を埋める緩衝材にもなります。価格も400円程度で、一枚しか買わなかったけど、もう一枚ほしいですね。
バッグの価格は4000円(5000円に値上げされましたね)で、この内容でこの価格はかなり安い?ロゴが入ることによって生じる広告費の分安いのかもしれません。プライベートで海やキャンプなどでも使えますよ。
早速配達するも、初日から洗礼の数々を浴びる(笑)
アカウントも有効化されたので、早速配達を始めてみます。
最初はドキドキしますよね。まず最初に想定されるトラブルと言えば
・バッグの中で料理をこぼす
・配達中にパンクする
・配達先の住所がわからない
ですよね。まあこの中の一つに早速当たりましたよ(笑)それはあとで書くとして、まず記念すべき第一回目の配達がマクドナルドになるように付近に行ったときにアプリをオン!
しばらくすると配達リクエストが!よしっと思ったらその近くのラーメン屋からでした。まさかの第一回目からこぼれやすい汁物です(笑)できれば少し慣れてから来てほしかったです・・・
めちゃくちゃ緊張しながらラーメンを受け取ります。しかしそこは慎重な性格のボク。あらかじめ先輩たちの料理の保温と固定方法をユーチューブで勉強済みです。さすがに経験豊富な先輩たちの動画には様々なノウハウが詰まっています。何人かのアイデアを盗ませてもらっていざ配達。
最初の人はマンションのエントランスで受け取りとの指定。プライバシーの観点から時々あるようです。そして無事配達完了。
そして2件目。こんどは想定通りのマクドです。店内で冷たいものと温かいものを別々に渡してくれます。分けて持って行けよってことですね。おーけー、もちろんです。バッグの中の仕切板とアルミ製の保温シートでしっかり分けて固定します。
2件目の注文者は玄関先に置き配指定です。まずオートロックのマンションについて部屋番号をコールすると、無言でガチャッとロックが解除される音だけがします。わたしもオートロックのマンションに住んでるんですが、宅配便の人が来ると
「〇〇運輸ですー」
「はい、どうぞー(解錠ポチッ)」
みたいなやり取りをいつもしているので、コールボタン押した瞬間、無言でガチャッとオートロックが開いたときには「えっ!」と思いましたよ(笑)まあ仕方ないのでこちらも「ウーバーイーツです」とも言わず無言で入っていきます。
置き配の場合、写真を撮って配達終了となります。玄関前に商品を置いて写真を撮って立ち去りました。ちなみに写真はスマホ本体には残りません。うまいことできてます。
まあおそらく女性の一人暮らしかなんかで、配達員との接触を避けたいんだと思いますね。想像ですけど。どこの馬の骨ともわからんやつが来るわけですからね。
3件目、最大の試練がやってきます(笑)
ピックアップは吉野家さん。ここまではいい。ナビに従って配達先まで行くと、家らしきものがありません。GPSが少しずれてるのかと思い少しぐるぐるしてもやっぱり周辺に目的のマンションがないのです。だいぶ時間も経ったのでこれはイカンということで、注文者に電話を入れますが、全く出ません。もうこの時点でパニックですよ(笑)
後で調べてわかったんですが、電話入れても連絡が取れず10分経てば配達を無効にできるようです。もちろんその際はサポートにも連絡します。「10分ルール」だそうです。
そんなことはこの日始めたばかりの私にはわかるはずもなく、マンション名を頼りにグーグルマップで検索すると、ビンゴしました。これは正解の手法だったようです。最初の指し示していた場所とは程遠い位置でした。これもあとから分かったんですが、この注文者、住所に番地を全く入れてなかったんです。アプリの地図は○丁目エリアの真ん中を指していました。そら分からんわ!
目的のマンションにやっと到着したものの、今度はチャイムを鳴らしても出てきません。気を使って30秒くらいの感覚で3回鳴らしてやっと出てきて受け取り完了。平均10分前後の配達時間がこの回は30分ほどかかってしまいました・・・
もうほんと嫌気が差してもうやめようかと思ったんですが、ここでやめたら気分悪い気がしてもう少し続けます。
4件目、今度は現場に到着するも、必死で探すも現場のマンション名が確認できません。夜で暗いのもあってなかなか見つからないので、もうダメ元で指定の部屋番号のチャイムを押して見ることに。
わたし「ウーバーイーツです!」
住人「は?」
わたし「あ、出前頼んでませんか?」
住人「いや、頼んでませんけど・・・」
撃沈しました。丁寧に謝ってその場をさりました。申し訳ないのと、恥ずかしいので爆発しそうでした。少し歩いて隣のマンションへ。なんとマンション名を確認。間違いない。今度はすんなり受け取り。反省しながら次に行きます・・・。その後は問題なく配達完了。合計6件でした。
結局いくら稼げたのか
金曜の夜の9時から11時半くらいまで、2340円。時給換算で936円。ちなみに大阪府の最低賃金は964円でございます。
まあピークタイムではないし、ブーストやキャンペーンなどもあるようですし、うまくやればもう少し稼げるかもしれませんね。初日にしては上出来でしょう。
初日を終えての感想と反省
まずアプリの使い方で戸惑います。なれるまで少し大変かも。あと早く持っていかないとという気持ちが前に出すぎて焦りすぎた感もあります。もう少し落ち着いてアプリの情報を確認したいところです。いやでも最初はかなり焦ると思いますよ。一発目のラーメンなんか遅かったら伸びちゃうし。
あとはトラブル対応。ある程度頭に入れておかないとパニックになります(笑)あと配達中に注文が入るのも焦ります。これもあとから調べてどういう対処がいいのか学習しました。単純労働のようですが、やはりある程度ノウハウを貯めていかないといけないなと思います。上級者はトラブル対応ができることが上級者たるゆえんかなと思いますね。住所抜けなんかザラにあるようですよ?
配達はピークタイムを外した時間帯で大体1時間に2件くらいでした。この時期暑くて体力的にもきついですが、初めての配達業で客商売もしたことのない自分には料理がこぼれないかとか、お客さんとのやりとりにも少し気を使って精神的な疲れも大きかったように思います。
利用者は若い単身者がほとんどで、今回は料理もすべて一人分で楽でしたね。平均配達距離も2キロ以下でした。距離が長いほうが報酬も高くなるので、自分的には遠いほうが嬉しい。1件につき300円から500円くらいです。それプラス、お店までピックアップしに行く距離を走ることになります。こちらは無報酬です。だからみんなマクド前で待つわけです。
自転車乗るのが好きなだけで、人見知りな自分にはあまり向いてる商売ではないかもしれません(笑)ただ初めての経験はなかなか楽しいものがありました。
またやるかどうかはわかりませんが、バッグの4000円分は元を取りたいとは思っています(笑)
以上はじめてのおつかい・・、じゃなくて配達員でした。
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