Mi11 Lite 5Gのカメラは無加工でもきれいに撮れてスーパーマクロと加工アプリが秀逸

yama
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Mi11 Lite 5Gのカメラ機能をレビューします。ハイエンド端末の高画質カメラとは違い、このクラスの端末に求めるのはあくまでも自動で撮れるお気楽なスナップ写真です。とはいえ画質は気になりますよね。

レビューということでリサイズのみで掲載していますが、基本的に人に見せるためのデジタル写真は高級一眼レフといえどもレタッチが前提です。レタッチする前と後では別物で、素のままで掲載することに意味なんてあるのかな?とも思いますが、無加工でこの程度撮れますよという参考程度にしてください。

レンズ構成

レンズはメインカメラ(6400万画素)、超広角カメラ(800万画素)、スーパーマクロ(500万画素)の3眼構成。P30 liteやReno5 Aのように被写界深度用のモノクロレンズは搭載していませんが、撮影後にフォーカスポイントやf値(ぼかし量)を調整できるポートレートモードも搭載しています。

メインカメラは6400万画素ですが、基本は4分の1の1600万画素での保存になります。6400万画素モードもありますが、あまり使わないでしょう。

以下基本的に全てAIオンのデフォルト撮影モードです。

メインカメラと超広角カメラ

メインカメラ
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超広角カメラ
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メイン
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超広角
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メインカメラは6400万画素分だけあってオリジナルサイズの写真を見ても、木の枝の部分でも高精細に撮れている印象。シャオミ端末の画像生成エンジンの味付けで全体的にシャープネスが強めにかかっている感じ。

見た目よりも派手な印象になるのが特徴のようで、雲天でも緑が鮮やかになる。本当はもっと黄色っぽい緑。
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メインカメラでもかなり寄れる。ボケ味もまあまあ。
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赤も鮮やかに出ます。普通はこれくらいの曇りだとレタッチで彩度を上げないといけない。
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これはもう少し赤を足したい。雲天なので自然といえば自然。
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これも割と自然な発色で、ブログに載せるにはもう少しレタッチでコントラストと彩度が欲しい。
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ポートレート

撮影したあとでフォーカスポイントやボカシの量を変更できるモードです。被写体と背景を判別する精度は被写界深度用のモノクロカメラを搭載している製品と比べてもそんなに差はないかもしれない。人物を普通に撮るくらいならあまり変わらないでしょう。

ただボカシ量などの調整幅や調整後の仕上がりは深度レンズがあるP30 liteが優秀です。ここだけはP30 liteの勝ち。

ポートレートモードで撮ってそのまま出力。P30 liteでは潰れ気味だった猫の毛並みもしっかり描写されている。
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撮影後にぼかしの量を最大に調整して出力。被写体の一部もややボケてしまっている。
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こちらはP30 liteで撮影後にぼかしの量を最大に調整して出力。毛並みの描写はMi11 Lite 5Gに比べてやや甘いが背景のボケ量が多く、被写体が見事に浮き出て一眼レフで撮ったような写真になる。
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スーパーマクロ

Mi11 Lite 5Gの特徴はこの500万画素のスーパーマクロです。これがかなり寄れるというか、レンズを被写体に1~2センチくらいまで近づけないとピントが合わない。スマホカメラにしてはすごいクローズアップ撮影ができます。

まずはメインカメラで小さい花(カンシロギク?)を。メインカメラでもかなり寄れる。
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スーパーマクロを使うとここまで撮影できます。
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メインカメラで撮ったスイセンも・・・
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スーパーマクロで撮るとこう。
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メインカメラで撮ると、ごく小さい花のユキヤナギも・・
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スーパーマクロだとここまで撮れます。
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ただボケ味はあまり良くないので、基本的には全体を捉えたほうがいい感じかな。
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夜景

夜景も普通にきれい。これだけ撮れれば文句ないでしょう。
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かなり暗かった読売テレビ前のコナン像もノイズが乗ることなくしっかり撮れてます。
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こういうシーンはP30 liteでは床の模様がベタ塗りで潰れがちでしたが、しっかり出ています。
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AI夜景とは別に夜景モードもありますが、多分使わないので試していません。

手ブレ補性が強力な動画撮影機能

かなり適当に歩きながら手持ちで撮影しましたが、ほとんど上下動がないくらいに手ブレ補正が強力に効いています。強力すぎるせいかはわからないですが、シーンによってはややカクツキも見られます。とはいえどのスマホ動画にも見られる現象でまあ気になるほどではないですが。

画角を狭めたスーパー手ブレ補正もありますが、まあ使わないかな。ちなみに手ブレ補正オフはできませんでした。

音声はステレオでクリアに集音できています。かなりよく音が入る印象。画質もシャープできれいです。

その他の機能も満載

その他にも静止画・動画の色々遊べそうな機能満載ですが、詳細は長くなりそうなので省略します。
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多機能なギャラリーアプリ

画像の閲覧、加工はシャオミオリジナルの「ギャラリー」アプリが用意されています。シャープのAQUOSスマホなんかGoogleの「フォト」しかなくて驚きましたが、こちらはちゃんと別アプリがあります。

加工機能はかなり強力でほぼなんでもできて他のアプリがいらないくらい。
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空を変更できるフィルターが面白い。空を自動認識して見事に合成してしまう。花火など動画にもできる。
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他人に見られたくない写真をアルバム(フォルダ)に入れて非表示にできる。
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まとめ

発色は鮮やか、シャープネスも強めな印象で、まさにレタッチいらずで見栄えが良い写真が撮れます。特に植物の緑や空の青は見た目よりイメージ重視で仕上げているようで実際の色と少し違うときがあります。AI切れば少しマシになるかな?

今までスマホで撮った写真はバリバリに加工してるのでこれは問題なし、むしろ楽です。自然な感じに撮って後でレタッチするような人は別にカメラ持つでしょう?

深度カメラが搭載されていないので、ポートレートモードは調整機能を含めてやや不利か。ここはP30 liteが優秀すぎて残念なところ。

普通にスナップするには解像感も高く、機能的も豊富。ギャラリーアプリも多機能で使えます。この端末でカメラに関して不満に思うことはないでしょう。

最後にMi11 Lite 5Gを買うならOCNモバイルで回線込みで買うのが最安です。NTTグループで通信品質も良いのでおすすめ。


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